2021年5月20日の報告です。CJEUによるSchrems IIの決定を受けDPCがFacebookのEU-US間の個人データ移転の調査を開始したことは不適当だというFacebookの主張が却下されました。アイルランドのデータ保護法がDPCに調査権限を与えていること、FacebookがSchrems IIのケースの当事者であるという明確な理由があること、Facebookからの提出を条件として、予備的な見解を示しすだけであり、決定の内容に基づいて、DPCはアクションを実行しないことを明確に述べていることが根拠とされました。現在、EU-US間のデータ移転はほぼ不可能という状況になりつつあります。マイクロソフトはいち早く欧州にデータセンターを設立することを発表しています。世界的なデータ・ローカライゼーションが進んでいるといってもよいでしょう。
[yuryowaku]
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