2021年4月30日の報告です。ソーシャル・メディア上の情報を用いたターゲティングに対する欧州のガイドラインです。ターゲティング広告を行う者とソーシャル・メディア・プロバイダーとの間の共同管理者関係と双方の責任について明確化しています。ターゲティング広告を行う側からすると、「乗るか反るか(“take it or leave it”)」となるソーシャル・メディアの利用ですが、両者の共同責任関係が否定されることはなく、 GDPRに基づく義務からいずれかの当事者を免除することはできないことを改めて確認しています。共同管理者の関係にある者は、確実に責任の割り当てを行い、それが実際的で、真実に即したもので、透明性をもった方法で、データに対する両者の役割と関係を適切に反映しなければなりません。サード・パーティー・プラットフォームを利用してビジネスを行う機会が増えると、責任分岐点を明確に整理し、その状況を常時監視する必要性が高まります。
[yuryowaku]
有料会員になって頂くと、以下のコンテンツをご覧いただけます。
- 【Background Facts】 ・・・発生した事象の概要
- 【ビジネスとの関係】・・・本事例に関連してビジネス上留意すべき点
- 【情報ソース】・・・本情報のソース