2018年11月26日にTechCrunchで「LinkedInが欧州データ保護規則(GDPR)に違反。非メンバーのアドレス1800万件をFacebookの広告ターゲティングに使用」という記事がでていました。これは果たして本当なのでしょうか?
記事によると「このたび欧州当局とのやりとりの結果、欧州におけるLinkedInのGDPR(一般データ保護規則)の実施状況は、不気味なだけでなく明確なデータ保護規則違反だったことかわかった。LinkedInは1800万件のメールアドレスを不正利用していた。」としています。しかし、根拠としたアイルランドの監督機関(DPC)の報告書を読むとこの報告書は「2018年1月から2018年5月24日までの活動報告」であり、GDPR が実施される2018年5月25日以前の活動の報告であることがわかります。この記事は「正確性」という点で言うと信憑性にかけるといわざるを得ません。
すこし内容に踏み込んで説明をしておきましょう。
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