個人データを公正に扱うということは、GDPRの用語でいうと「透明性」を保ち「説明責任」を果たすということです。
もう少し詳しく説明しましょう。
個人データはわたしたち一人ひとりのプライバシーにかかわるので、とても大切なものです。
だから、大切なものとして丁寧に扱い、何かあればしっかりと説明できる必要があります。
デジタル・エコノミー化が進む現代では、個人データを扱っている組織や企業は
個人からデータを「借り受けている」と考える必要があります。
個人データを活用するときに気を付けなければならないことは、
友人から車を借りるときに気を付けなければならないこととよく似ています。
皆さんが車を友人に貸すとき、次のように思うのではないでしょうか?
- 丁寧に扱ってほしいと思う(傷を付けたりへこませてほしくない)
- おかしなことが起きたら知らせてほしい
- 当初の目的のみに使ってほしい
- もし他の目的で使う可能性があるなら、あらかじめ明確に示しておいてほしい
- 燃料代は払ってほしい
- 貸した目的が済んだら返してほしい
個人データを公正に扱うということは。データについても同じように考えることなのです。