2020年12月15日の報告です。EU理事会は当局のアクセスの必要性について勧告を出しました。Schrems IIの決定とどのようなバランスを保つのか注目したいところです。

勧告によると、当局は違法な目的でコミュニケーション・プライバシーを悪用している犯罪者と戦うために関連データに合法的にアクセスする能力を持っている必要があるとしていますが、同時に重要な公益と個人の基本的権利との間のバランスが重要であることについても言及しています。対象を絞った技術および運用ソリューションを開発する必要があります。その特徴としては、権利侵害を最小限に抑えること、セキュリティを担保すること、合法性を保つこと、必要性の原則に反しないことが挙げられています。また、テクノロジーが暗号化のメリットを維持できるように、加盟国のフレームワーク全体で一貫性を保つ必要があるともしています。


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