【処分事例】米国：子どもの位置情報を中国のサーバーへの移転を許したとして50万ドルの罰金命令

2025年9月4日　連邦取引委員会 (FTC) は、ロボット玩具メーカーのアピター・テクノロジー(Apitor Technology)社に対し、自動オンラインプライバシー保護法(COPPA/Children’s Online Privacy Protection Act)違反に基づく措置を講じた。同社は、自社アプリ「Apitor」内に実装されたサードパーティ製SDKが、通知や保護者の同意を得ずに子どもの位置情報を取得し、中国国内のサーバーへ送信することを許可していた。和解案の中で、アピター社は50万ドルの罰金を支払い、違法に取得した子どもの個人情報を削除する義務を負うとともに、今後導入する全てのサードパーティ製ソフトウェアをCOPPAに準拠したものとしなければならない。