【処分事例】米国：AIを搭載したホームセキュリティシステムがイリノイ州生体情報プライバシー法(BIPA)に違反していると判断

2024年7月22日　Arlo社のAIを搭載したセキュリティカメラが、配送ドライバーの生体識別子(biometric identifier)を不当に処理していたとするイリノイ州生体情報プライバシー法 (BIPA) 違反の申し立てが行われた。Arlo社は、集団訴訟の申し立ての却下を要請したが、裁判所は訴訟の続行を認めた。顔識別機能を含んだカメラの活用は、万引き防止のための有効な対策として導入が小売業界を中心に検討されている。国内のみならず海外への展開を検討している場合には、この訴訟がどう決着するかは今後モニターしておきたい。